1992-06-25 第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
ただ、農業団体の要求米価につきましては、全販売農家を算定対象としておるものでありますから、政府では平均ということでありますから、ここに大きな食い違いが出てきておることは当然のことでありますが、これも農政審議会や米価審議会での方向づけと全く異なっておるわけでありまして、政府としてはそのような算定の仕方をとるわけにはまいらない、こういう事情もあることでありますから御理解をいただきたい。
ただ、農業団体の要求米価につきましては、全販売農家を算定対象としておるものでありますから、政府では平均ということでありますから、ここに大きな食い違いが出てきておることは当然のことでありますが、これも農政審議会や米価審議会での方向づけと全く異なっておるわけでありまして、政府としてはそのような算定の仕方をとるわけにはまいらない、こういう事情もあることでありますから御理解をいただきたい。
ですから、その意味で、今回、何としても農協の要求米価を、その最低の方の要求米価に若干のかさ上げをして決定されることをお願いしたいと思います。 それから米価審議会の形骸化がいろいろ批判されますけれども、これはどう考えていますか。実は、きょうのこの委員会をお願いしたのも私の発言が相当なウエートを占めたかもわかりません。
そこで、今回全中の要求米価が、今までは生産者から全中の要求運動を見ると極めて政府に近い、極端に言いますと政府と迎合した要求米価であるという、そういう非難があるわけでありますけれども、ことしはそういう方式じゃだめだ、そういう姿勢ではだめだということで、値上げ要求をするというのが大きな動きとなっておるわけでありまして、四十七都道府県の中の大部分、四十県以上が有額要求をすべきだという、そういう動きになっているわけであります
これは、全国の農業者や農業団体が、最近における稲作と米をめぐる情勢を踏まえた上で切実な要求米価を決定するとともに、これを支持する野党共闘ともどもその実現に向けて運動を展開してきた経過を全く無視したものであり、極めて遺憾であります。
ことしも、要求米価は正常どおりとるべきである、また確保しなきゃならない、獲得しなきゃならない、こういう強い意見のところもあったわけでありますが、それが、皆さん方が本当に日本農業を守り、稲作農家として、あるいは農家として自立していくためには、お互いが国の事情、経済事情、世界的なものをそこで考え直して、一つでいこうということで、最大公約数によって現行水準までということに結論がなったわけであります。
また、それ以上の引き上げの要求というのも相当の県においてはあったという経過を踏まえながら、たびたび承るところによりますと、常任会議を四回以上やってあの要求米価をお決めになったということについても敬意を払っておるところでございます。
まず最初に、大臣は、衆議院選挙に際しまして農協から出されましたアンケートに答えて、系統農協の要求米価を支持する、さらに、党内の各種農林会議において意見を開陳します、また関係省庁に積極的に働きかけます、こういう公約をなさっております。しかしながら、大臣が責任者として決めました諮問米価は前年比マイナス三・八%、こういうことであります。大臣のお考えをまずお聞かせいただきたいと思います。
○神田委員 答弁を聞いておりますと、大臣になったから要求米価を支持できないという考え方に立っておるようでありますが、立場といいましても、私はその立場を主張する前に、政治家として自分の選挙民に公約をしたものは、大臣になったからこそそれを実現するために努力をするというのが本筋だと思うのでありますが、いかがでありますか。
私も同感でありまして、このたびの農業団体が要求いたしました要求米価一万九千三百八円というのは、去年の試算米価より七十六円も引き下げたぎりぎりの要求である。農業団体が試算して前年より低い要求米価を出すなんということはこれは今までもなかったことであり、いろんな角度から検討して、やはりこれはぎりぎりこれだけのものをという要求であったろうと私思うんです。
何とか今後政府でも、まだ決定されているわけじゃございませんので、要求米価に、幾らかでもアップするように努力されんことを私からも強く望む次第でございます。 次に、良質米奨励金の取り扱いについてでございます。
生産者団体の今年の政府買い入れ価格要求米価、対前年四・九五%のアップ、こういう要求を私どもいただいたわけでございますが、その算定の中身につきまして、私たちがお聞きしているところでは、算定方式としましては生産費所得補償方式、こういうもので一応算定はなされておるわけでございまして、私どもの算定方式と同一であることには間違いないわけでございます。
○稲富委員 今、大臣、適切な価格を米価審議会に諮問するとおっしゃいますが、その米価決定、要求米価に対しましては、生産者の方で生産費はこのくらいかかっておるのだということは要望されておるはずなんだ。もちろん政府はこれによっていろいろ検討されておると思います。その生産者の要求する米価と政府の解釈される米価との間に誤差があるということが生産者の希望を満たさない大きな原因になると思うのでございます。
○佐藤国務大臣 先生にお答えいたしますが、農業団体の本年産の要求米価一万九千三百八円、四・九五%アップは、昨年五月にまとめられました米価審議会の米価算定に関する報告の大枠を踏まえて算定されたものであると考えております。 その御努力と御熱意には非常に敬意を表しますが、いずれにしましても、具体的な水準や内容についてはこれから十分検討してまいりたいと考えております。
今、先生御指摘の、農業団体の本年産要求米価一万九千三百八円、昨年に比べて四・九五%アップ、これは私も承知しておりまして、昨年五月にまとめました米価審議会の米価算定に関する報告の大枠を踏まえて算定されたものであり、その労は多としておりますが、いずれにいたしましても、具体的な水準や内容についてはこれから十分検討してまいりたいと考えております。
○辻(一)委員 きょうは全国農協中央会で要求米価が多分決まったのか、あるいは間もなしに決まるのじゃないかと思うのですが、そういう時期でもあるし、米価のシーズンになってきたと思うのです。 まだまだこれからの問題であるとは思いますが、ことしの生産者米価に対する考え方と、それから東北から北陸にかけて、いわゆる良質米生産地と言われる二十二県は、良質米奨励金の存続ということに最大の関心を持っております。
○山田(岸)政府委員 農業団体から七・七%のアップの要請を受けておるわけでございますが、この要求米価につきましては、米の需給は当面決してゆとりがあるとは言えないわけでございますけれども、依然として生産調整をやっていかなければならない状況にあることとか、米の管理に係りますところの財政運営も、国家財政が一層厳しい状況にある中で困難な局面に直面していること、こういったことを考慮いたしますと、それを実現するような
農業団体の要求米価につきましては、米の需給は当面は決してゆとりのあるものとは言えないわけでございますが、依然として生産調整を行っていかなければその均衡が図れないというふうな情勢であること、及び米の管理にかかわります財政運営も、国家財政が一層厳しい状況にあることでございますし、困難な局面に直面しております。
○菅原委員 それではお伺いしますが、生産費所得補償でやる、あるいは適正米価を決めていきたいとかあるいは農業生産の再生産を維持する価格にしていきたいということを答弁されているわけですが、今回の農業団体の要求米価と私たちのところに配付された諮問の算定の米価、一体農業団体の要求されている米価はどういう価格なのか、政府はこれに対してどういう見解をとったのか、このことをお聞きしたいと思います。
まずその辺でお聞きしたいわけですけれども、現在の要求米価というものをどのように評価をされているのかお伺いしたいと思うのです。
農業団体の要求米価は、農業団体の全国組織でございます全国農協中央会から出されたものでございまして、農業団体独自の調査に基づきまして、いわゆる生産費及び所得補償方式によりまして算定されたものと承知しております。 先生は、それについて政府として、農水省としてどのように評価しているかという御質問でございますが、時期が時期でございますのでこれに対する評価という点は差し控えさせていただきたいと存じます。
長い間本当に抑圧されて、過剰という前提の前に要求米価どおりになった歴史はないわけであります。今回も一発回答、二段甘ケットとか、あるいは人事院の勧告に従って二・三%とか、そういう基準でいこうなんということがまた新聞で出てあるわけであります。ならし運転みたいに出していただいておりますけれども、これはやめていただきまして、今度は実のある価格で大臣の御配慮を特にお願いするわけであります。
七・七%、一万九千三百八十四円の要求米価について農林大臣はどのようにお考えになっておるのか、御所見を承りたいと思います。
○国務大臣(山村新治郎君) 七・七%、一万九千三百八十四円、これが農業団体の要求米価ということで、これは農業団体が独自に調査し、そしていわゆる生産費及び所得補償方式により算定したものであるというぐあいに考えております。 我が省といたしましては、現在、事務当局に命じまして、生産費、物価、賃金、そのほかの経済事情につきまして資料に基づきました検討を鋭意行っておるところでございます。
こういった農家の生活のことに十分配慮した米価でなければならないと思いますが、政府はこういった点を踏まえて、ことしは一万九千三百八十四円の要求米価をそのまま実現させるべきだと考えますが、どうですか。
まことに不合理なことでありまして、米作農家の皆さんは、ことしこそは一万九千三百八十四円の要求米価を何としてでも実現してほしい、こういう思いでいっぱいであろうと思います。
○和田教美君 ついでにもう一つ、農林水産大臣にお尋ねしたいんですが、米価審議会がいよいよ近づいてきたわけですが、相当生産者団体の動きも活発でございますが、我々は基本的に七・七%アップの生産者団体の要求米価を支持しております。
価格が決定される基本は需給の問題が一番大きな問題になるわけで、それらを考えても、また過去の経緯を見ても、特に今回のこの非常事態を引き起こした政府の責任という立場からも、今年度の生産者の要求は誠意を持って真剣に対応し、この要求米価実現を果たしていくことが、今後の米需給逼迫を来しているこの問題で積極的に農家の皆さんの御賛同と御協力をいただけるはずであります。
加えまして、農協要求米価、これもずいぶん低いものだった、五・六%は低いものだったと私は思うけれども、一・七五%はその三分の一。 いろいろ例を挙げると幾つもありますけれども、どう考えても他の物価と比較して米は安い、こう私は言わざるを得ないのであります。
そこで、農協の要求米価について、食糧庁として、政府として、受けとめ方の基本的な考え方について御答弁を願いたいと思います。
○山田説明員 農協の要求米価につきましてどのように評価しているか、こういう御質問だと思うのでございますが、お答えといたしましては、米価は生産資材や賃金の動向だけで決定されるということではなくて、生産性の動向なり、さらには需給事情等をも総合的に勘案して決定されるべきものではなかろうか、このように考えられるわけでございまして、いま申し上げましたような需給事情なり生産性の動向なり、こういった点が考慮されていないという
九二 同(武部文君紹介)(第四二五〇号) 九三 食糧自給率の向上に関する請願(横山利 秋君紹介)(第四二〇五号) 九四 昭和五十七年産生産者米価の引き上げに 関する請願(近藤元次君紹介)(第四三 九六号) 九五 農業基本政策の確立及び昭和五十七年産 米の政府買入価格に関する請願(北口博 君紹介)(第四五二三号) 九六 食料・農業基本政策の確立及び要求米価
する請願 (第三六四五号外一件) ○農畜産物の輸入自由化・枠拡大反対等に関する 請願(第三九一〇号外四件) ○農水産物の輸入自由化等の反対に関する請願 (第四〇二七号外一件) ○農業共済制度の改善に関する請願(第四一八八 号) ○こんにやくの輸入自由化反対等に関する請願 (第四五八七号) ○昭和五十七年産生産者米価の引上げに関する請 願(第五三〇二号) ○食料・農業基本政策の確立並びに要求米価実現
石原健太郎君 小杉 隆君 同日 辞任 補欠選任 小杉 隆君 阿部 昭吾君 ————————————— 七月十四日 昭和五十七年産生産者米価の引き上げに関する 請願(近藤元次君紹介)(第四三九六号) 同月二十一日 農業基本政策の確立及び昭和五十七年産米の政 府買入価格に関する請願(北口博君紹介)(第 四五二三号) 食料・農業基本政策の確立及び要求米価実現
○田澤国務大臣 生産者団体の要求米価、これについては、ただいま川田委員から御指摘がありましたように、確かにこれまでの生産費所得補償方式をこちらに棚上げしまして、そして賃金と物価のスライド方式で算定された要求をしたということは、それなりに一つの大きな評価はしてよろしいと思うのです。
私は、それを聞いておりまして非常に感銘を受けたわけでありますけれども、大臣もこの時期になりまして何度も陳情を聞かれていると思いますし、もう耳にたこができているかもしれませんが、今回の要求米価というのは、御存じのように、農民の皆さんにとりましては本当にぎりぎりの線だと私ども理解をしております。従来でありますと、長年続いてまいりました生産費所得補償方式によって算定をする。
全中を初めとする統一要求米価は四・三七%、きわめて控え目な要求をしているわけであります。そういう中で、われわれは、政府が今回出されました諮問は据え置き諮問、こういう形で米価が決定されますと、実質五年間にわたりまして据え置きがされるわけでありまして、きわめて遺憾であります。そういう中で、政府が今回も米価の算定方式の変更をしたわけでありますが、算定方式変更の根拠をひとつ御説明を願いたいと思います。